言葉を取りもどせ、怒りを取りもどせ
友人のライター石黒好美が書いた記事です。読んでほしい。
差別とか、要するに「ナメてる」っていうこと。
「そういうことするの、やめてください」とお願いするんじゃなくて、
「ナメてんのか?コラ」とキレていい。というかキレなきゃいけない時だ。
でも、こんな言葉づかいは(したことがないから)難しいかもしれない。
言葉(文化的コード)の問題──以下の記事を読んで気づかされた。
日本語、特に標準語で女性が抗議や怒りを強い言葉で表すことは容易なことではないのかもしれない。ちなみに、私は関西出身なのだが、標準語と比べると関西弁の方が女性でも抗議、怒りの言葉を口にしやすい気がする。もちろん人によるが「何してんねん、こら!」などの強い怒りの言葉が用意されており、標準語と比べると女性も怒りを強い言葉で口にしやすいように思う。
つまりは、女性は元来おしとやかなので強い言葉を使えないのではなく、文化や風潮が女性たちから強い抵抗、抗議の言葉を取り上げているのではないだろうかということだ。
マイノリティ──ここでは女性──が「使えなくされている言葉」がある。
こんなことを言ったらひどい目にあう……と恐れて。
言葉を奪われることで、その感情も奪われていると言えないだろうか?
言葉を取りもどせ、怒りを取りもどせ。「ふざけんな!」
大森靖子&THEピンクトカレフ「Over The Party」2014年1月1日