カイパパ通信blog

カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルの方から来ました

感染者を断罪しない

前回の記事を書いてから69日が経ちました。

武漢がんばれ」と書いていましたが、いまや武漢は都市封鎖解除し、日本全国が緊急事態宣言発令となりました。2か月ちょっと前は、わたしも対岸の火事という余裕がありました。いつか来るとは思っていましたが、これほどのパンデミックとは想像できませんでした。

気になっていること。著名人などがコロナウイルスに感染すると、謝罪をしなければならないような風潮がありますね。

感染者をあやまらせるのはちがうと思います。誰も病気になりたくなるわけじゃない。予防したり気をつけていたって、これだけ感染しやすいウイルスなら、「その場にいる」だけでうつるんだから。うつそうとしてうつしている人だっていないでしょう。(たまたま陽性判定が一番だったからといって、その人が患者1号かどうかはわからない。「うつされた」と怒るけど、逆に「うつした」のかもしれない。たまたま検査が早かっただけで)

みんなそれぞれの事情で生きているのですから一方的に断罪できないですよね。人間は生物として弱いので、どこまでいっても「お互い様」でしか生きられない存在です。おなじ社会に生きている以上、いつどこでだれがなったとしても、それはたまたま(自分や他の人の)代わりにその人がなっただけ──そういう「立場の互換性」を今こそ意識していくほうがわたしは生きやすいです。

イギリスの取り組みを紹介したこの記事に感銘を受けて書きました。

考えて見れば、あらゆるものすべてを常に殺菌するわけにはいかない。どれほどソーシャル・ディスタンシング規定を守り、手を頻繁に洗っても、室内外のいずれかのものから感染する可能性がある。

 「新型コロナ感染症=誰がもかかりうるもの」だから、ソーシャル・ディスタンシング下での生活の知恵や感染した場合の状況など、お互いに情報を共有しながら、新型コロナウイルスの拡大を阻止する機運を作っていきたいものだ。

news.yahoo.co.jp