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やっぱりあいちコミュニティ財団のことを議論してファンドレイジングを考えようよという返信の記事

yoshimi-deluxe.hatenablog.com

うん。石黒好美さん、よく書いてくれた! とひざを打ちつつ、胸をかきむしりたくなるというアクロバティックな葛藤を引き起こす誠実な文章です。

石黒さんはこの文章で「あいちコミュニティ財団のことは関係者やその周りにいる人だけではなくて、全国のファンドレイジング業界関係者みんなに問題を投げかけているんじゃないのー?!」と問いかけています(超訳)。

では、その投げかけている(普遍的かもしれない)問題とはいったい何か?ということを、わたしなりに考えてみました。

利益追求が第一ではない(とされる)非営利組織には、
「志」という美しく輝く御旗によって覆い隠されている「やりがい搾取」(たとえば、法令違反や能力あるいは業績に対してバランスの取れない対価、ハラスメント)が、
高い確率で存在する──

実態のことかなと思いました。

この(どこにでもある。ほんとよく見かける。いや他人事じゃないよねマジで、な)実態を、あいちコミュニティ財団は、典型的なかたちで露わにした。

だからこそ、「地方のイチ財団がヘタを打った」と等閑視せず、中央のハイスタンダードな皆様方におかれましても、ぜひ正面からご議論いただけないかとそう思うわけです。

 

【追記】

実は、引用記事の中で反応したのは脚注部分──

*1:ちなみにFRJ2018では「ファンドレイジングの7つのジレンマ~ワークショップで考える、エシカル・ファンドレイジング」というセッションがあったようです。「エシカル・ファンドレイジング」という言葉が衝撃だったんですが「エシカルとは言えない面も現状、ある」っていうことをちゃんと認識することって大事だなーと思いました。

このセッションでは、日本で一番存在感の大きい団体の寄付の原資がギャンブルの売り上げ(の一部)であることなどについても議論されたのでしょうか ?