国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。
障害者に関わる事件を取材する記者と話をする機会がありました。
その時の対話でお話しし、考えたことを、いつか書きたいと思っていますが、今日は結論としてわたしが話したことだけ記録しておきます。
「要は、人権が守られていないということなんです」
つきつめるとこんなにシンプルで「当たり前」の指摘になってしまいますが、本当に、心底そう思います。
人権が守られているというのは「その人らしく生きられる」ことです。
今日は憲法の日です。いろいろな議論はあっていいと思いますが、
正面から向き合うべきなのは「保障されているはずの人権が守られていない現実」です。日本国憲法が保障している基本的人権は、誰にも奪うことができないものだということをもう一度確認しておきたいです。
日本国憲法
第11条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。