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この一瞬が1000年の時を超えて、伝わる〜映画『ちはやふる -結び-』

ここのところ映画づいています。前記事に続いて映画「ちはやふる -結び-」の感想を書きます。

chihayafuru-movie.com

何周も読み返している漫画「ちはやふる」の映画化です。原作ファンとしては、「上の句」、「下の句」に続いて、「結び」も観ないわけにはいかない。公開2日目に観てきました(楽しみにしていた!)

原作はまだ完結していません。だから原作ファンにとっては、原作の膨大なエピソードをわずか2時間の尺でどう「結び」にするのかが関心事。まさか、原作を追い抜いて結末まで見せちゃうの?とかね。

実際に観て、いやぁこの手があったか!と思うことが多々ありました。話したいけど、ネタバレになるので公開中の今は控えておきますね。

以下、ネタバレにならない(と思う)範囲で感想を書きます。

この映画は、原作ファンか広瀬すず、野村周平、新田真剣佑のファンしか観ないかもしれませんが、「一瞬を切り取った歌が、1000年の時を超えて、今この瞬間に伝わる」尊さを、観る者にストレートに伝えてくれる良作です。
「じゃあ、今わたしが生きている一瞬も、もしかしたら1000年後にも残るような尊いものなんじゃないの?」と。そして、その一瞬は青春の時期だけじゃないと思わされる。

40過ぎても50になっても。今の一瞬は尊い。

そして「結び」の何がよかったかっていうと、真島太一の映画になっていたこと。わたしは、漫画でも太一がどんどん好きになっているから。
映画の方が、周りの働きかけによって、太一がはっきりと気持ちの表出を導かれていて、わかりやすくなっている。(周防さん、漫画とキャラ違うくないか?でも賀来賢人良かった)

何度も「バカ太一~!」と心で叫びながら涙をこらえて観てました。

なんかいつもと文体もちがう、ファン丸だしな記事になりました。まいっか、ファンだから。

#ちはやふる結び